NPO法人
かごしま子どもと自然研究所
唐湊の森

自分たちでやってみる(オープンデイ)

2021/04/11

『日頃の行いがいいからね~♫』とみんながニコニコ顔で快晴の青空を仰いだ、花かおる清々しい4月の日曜日💕。今日は、みんなで手入れし育んでいる『唐湊の森』に、やりたいこと、食べたいものを各々考えて持ちより、現場で意気投合した人同士、一緒に作ったり、分けたり、時には助け合ったりして、ゆったり家族や仲間と森時間を楽しむ✨唐湊の森オープンディ✨

先月、スタッフに教えてもらいながら作ったピザ窯は、すでに片付けられ、ただ耐熱レンガの集まりに。断片的なみんなの記憶を手繰り寄せ、スタッフなしで、協力して再現してみる。自分たちで火をおこし、自分たちの経験で焼いてみる。なんでも自分たちでやってみる。

教えたり導くことは簡単なのだけど、あえて答えや近道を提示しない。『参加者』という受け身にならないということは、つまり『主体的に学ぶ、体験する』ということ。隣り合わせた人とも時には関わり、協力しあい、学びあうということ。それは大人にとっては、かなり大変であり、遠回りでもあり、億劫なことかもしれない。でも発見があり、それは楽しく、豊かな経験となることも多い。子どもも大人も、同じ。

おとなりを覗いて『わあ、これいいアイデアですね♫』とか『それ、どうやるんですか?』など、スタッフを介すことなく、徐々に会話も弾みだす。『うまくいったねー♫』我が子が数々のキャンプ経験で身につけてきたメスティンの使い方を、今日はお父さんが学ぶ。ママたちが手弁当で開いてくれた『森のカフェ』は、昼下がり、大人気✨。そのコーナーにそっとお菓子の差し入れを置いてくれる心遣いの人もいるのが、また嬉しい💕。そんな環境やコミュニティがあるだけで、子育ての悩みや苦労も、きっと少しばかり軽くなる。そして子どもたちは、そんな素敵な大人たちの姿を横目で見ながら、きゃっきゃっ言いながら元気に森を走り回り、すくすく育っていく。

唐湊の森は、関わるすべての人たちにとって、確実に『わたしの』大切な場所になりつつある。