NPO法人
かごしま子どもと自然研究所
かごしま森のようちえん

すべての子どもたちに センスオブワンダーを!

園舎を設けず、森や原っぱ、畑が学び舎です。天気にかかわらず屋外で過ごし、自然や生きものとのふれあいを通して「感じる心」と「生きる力」を育みます。

森のようちえんからのお知らせ

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ブログ

当園には、様々な年齢に合わせてクラスがあります。ここでは、おおむね2歳半~6歳を対象とした幼児キッズクラスや、トコトコ歩き始めたチピっことママパパの素敵な1日の親子クラス、子どもたちの力でさまざまな困り事や課題をしなやかに乗り越えていく元気なジュニアクラス、一歩一歩仲間たちと日々擦れ合い磨き合いながら個性いっぱい生き生き成長しているふきのとうクラスなど、日々の活動や子ども達の様子をご紹介します。

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理念

すべての子ども達に、【センス・オブ・ワンダー】を!

屋外での保育活動
『「知る」ことは、「感じる」ことの半分も重要ではない・・・』海洋生物学者であり、詩人であったレイチェル・カーソンが残したことばです。子ども達は、生まれながらにして、神秘さや不思議さに目を見はる感性=【センス・オブ・ワンダー】を備えており、乳幼児期こそ、この土壌を耕してやらなければならないと説いています。知識を教える・覚える前に、この「感じる心」を育て、一生失うことのない宝物を多くの子ども達の心に育みたい…【かごしま森のようちえん】は、そんな想いで支えられています。

子育て中のパパママに、心からの【笑顔】を!

かごしまの【四季】を感じよう!
フィールドには、子どもに負けない、パパやママのステキな笑顔があります。それは、自然の中でパパママ自らが開放され、ゆったりと過ごすことが出来るから…。心地よい風と美味しい空気、季節折々の自然に囲まれたフィールドは、子どもたちだけでなく、パパやママがほっとできる時間でもあります。周りにいるパパやママが元気で笑顔でいられる環境は、実は乳幼児期の子ども達にとって、一番大切なことなのです。

なぜ森なのか

雨でも冬でも、毎日森へ!(自然体験を日常化)

乳幼児期における自然の中での原体験の量と質が、その後の子どもの成長や価値観に大きな影響を与えると考えています。エアコンのないフィールドは、暑い日もあれば、寒い日もあります。風が強かったり、雨や雪が降ることもあります。天気にかかわらず、屋外で活動をすることを通じて、本物の自然を肌で感じ、本来人間が備えている生きる力を呼び覚まします。そして、まるごと自然を心から楽しみ、愛し、慈しむことができる人に成長していってもらいたいと願っています。

森だからこそ、しなやかな心と元気な体が育つ

自然は想定外のことばかりが起こります。そんな森だからこそ、お友だちとの助け合いが生まれたり、「まあいっか」と思え「仕方ないな」と受容できます。不便で不自由な森をいかに快適にいかに楽しんで過ごせるか、子どもたちは常に考えています。野イチゴを見つけたら歓声をあげて心から喜び、自分たちでおこしたたき火でほっと暖を取りながらスープを飲む。ハンモックや木の上でのひと時は、子どもたちが大好きな森ならではのほっこりとした時間です。現代人が忘れがちな、あらゆることに「ありがとう」と「幸せ」と「豊かさ」を、子どもたちは日々実感しながら育ちます。

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  • 森のようちえんとは

『自分で決める』を毎日重ね、自信を育み、自分を好きになる

毎朝行われるサークルタイム。子どもたちのしたいこと、行きたいところを話し合うことから始まります。その日のルート、装備、持ち物、2人組を組む相手、すべて子ども達自身が選択し、決定していきます。相手は自然です。その判断やチョイスには失敗も大いにあります。森の子ども達は、失敗することで「次に失敗しないこと」を学びます。教えられるのではなく、自分で気づき発見することが一番の近道だということを知っています。幼い頃は体験することが学び。子ども達は、倒れても再び立ち上がる力【レジリエンス】を持っています。何度でも何度でも挑戦し、たくさんの失敗や成功を体験します。そうして得た力は一生の財産となり、生涯、困難に立ち向かうときの糧になります。

お友だちとの豊かなつながり~信じあうことを学ぶバディ

バディとは、二人組のこと。森の中では一人では過ごせません。困った時の手助けや不安な時に支え合うバディ(相手)を、毎日話し合いで決めます。
例えば、自然の中には、一つとして同じ形のものはありません。ある子が見つけた枝切れと同じものが欲しくても、簡単には手に入りません。すると、別のもので代用したり、同じ物として見立てたりといった工夫を始めます。もちろん、けんかもあります。しかし、その過程で年齢を超えた譲り合いや協調性、コミュニケーション、子ども同士のルールが生まれることが多々あります。子どもは自然と対峙しつつ、他の子どもとの関わりから、「想像」したり「創造」する力、コミュニケーション力、社会性を身につけていきます。

『食べる』とは、命を頂くこと、生きること

鳥や虫の声を聴きながら、風や木漏れ日を感じて食べるランチは、最高のひと時です。給食では、地元の野菜や魚をふんだんに取り入れ、天然素材からとる出汁をベースに、地元の味付けや季節や旬を意識しています。食材の産地や特徴などについても体験的に学び、食材=命であることを感じてもらうために、下ごしらえを中心とした調理体験を定期的に取り入れています。味噌やみりんなどといった調味料の仕込み、畑での野菜づくり、野生の植物の調理や試食、しいたけ栽培、たき火おこしからのアウトドア料理など、あらゆる食体験は子ども達の楽しみの一つでもあります。

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スタッフ

今しかない【旬】を何より大切にする環境教育の指導者(インタープリター)が、刻々と変化する自然や生きものを有用な教材としてピックアップし、保育士が子ども達の心身の成長の「今」を見逃さず常に寄り添う…『環境教育』『幼児教育』両方の視点を軸に、毎日のカリキュラムを丁寧に設定しています。
ただ野原に放つだけでは、自然教育とはいえません。計画性と継続性を持って、個々の発達段階に合わせて創造されるカリキュラムは、【かごしま森のようちえん】の理念そのものです。

森の一年(二十四節気)

毎回の活動は、フィールドの中に前回とは違った自然の変化を見つけることから始まります。『二十四節気』という季節の節目があるように、日本人は昔から、四季の移ろいを身近な自然や生きものの変化から感じ取っていました。この2週間を1サイクルとする節目の時間の中で、固いつぼみだった花が咲き、緑色だった葉が紅葉します。子ども達は、登園する度に自然が生きていることや変化していることに気づくのです。
伝承文化や年中行事、農業体験なども、四季を感じる格好の教材です。文化を学び、体験することは、地域を理解し愛着を持つことにつながると考え、積極的に取り入れています。

 

今はこんな季節✨

  • 節分
    心の有りようを見つめ、一人一人が自分と向き合い、鬼という象徴を考える
  • 立春
    鬼が去り、春がやってくる。ふきのとうが顔を出していて、採取に追われる
  • 雨水
  • 啓蟄
  • 春分
    卒園
  • 清明
  • 穀雨

  • 立夏
    雨のタイミングにカエルが卵を産んでいく。よもぎ団子はほっぺが落ちる。
  • 小満
    豆ご飯がランチ、野いちごがおやつ。ドクダミで虫刺されの薬作っとこう
  • 芒種
  • コウゾの実が新緑に映え、紫陽花が満開。大名竹を毎日取りに山へ入る。
  • 夏至
    クワガタがガンガン出てくる。田植えをしなきゃ〜。
  • 小暑
  • 夏野菜が出回り、ゴーヤやピーマン、ナスと格闘のランチ。
  • 大暑
  • スイカにかき氷。川遊びに、海キャンプ。やっぱり夏が好き♪カナブン、カブトムシ最盛期

  • 立秋
  • 秋とは思えない、まだまだ暑さが厳しい頃。カブトムシはピークを超え徐々に少なく。
  • 処暑
  • 盆を過ぎ、厳しい暑さが峠を越したような。水遊び後、濡れた体に風がひんやり。
    白露
  • 夜風に秋を感じる頃。彼岸花が咲き乱れる。
  • 秋分
  • 秋のおやつ<シイの実>が沢山落ちてきて、子どもたちのポケットが毎日いっぱいに。
  • 寒露
  • 稲刈り。里山が黄金に輝く季節。
  • 霜降

  • 立冬
  • 山芋の実<ムカゴ>が、だんだん大きくなってくる。野苺も顔を出し始め、毎日一粒ずつ大事に頂きます。
  • 小雪
  • りんごの収穫が盛んに。寒い地方や高い山では初雪の便りも。
  • 大雪
  • 霜が降りる前に、急いでサツマイモの収穫!
  • 冬至
  • 一年で一番、昼間が短くなる日。かぼちゃを食べて柚子湯に!。
  • 小寒
    秋にとっておいた芋類が甘味をます。とろけるような黄金の焼き芋は何よりのご馳走。
  • 大寒
    一年でいちばん寒い時期。薪を日々集め、毎日のように焚き火をする。

森の一日

幼児キッズクラスの一日をご紹介します。毎日5時間弱を森で過ごし、3~4歳児の歩幅で多いときは、およそ10000~12000歩を歩いたり登ったりします。

08:15 早朝お預かり
就労等の場合は、別途ご相談に応じます
09:00 ピンクハウス(事務所)へ登園
身支度、道具の準備、自由遊び
09:30 サークルタイム(※1
09:45 バディ決め(※2)森へ出発

様々なルートがあり、目的や活動に応じてチョイス

  • 生きもの観察や散策
  • 畑で野菜の手入れ、ミカンの収穫、花つみ、土あそび
  • 森で薪ひろい、どんぐり集め、やぶこぎ遊び、鳥の観察、木登り、つたのブランコ、落ち葉集め、探検
11:00 森の中央広場に到着
季節の花で色水づくり、川の水くみ、竹林の崖登り、たき火おこし、虫取り、しいたけの手入れ、栗拾い
11:30 森でランチ
12:30 自由遊び
ブランコ、斜面ソリ、おにごっこ、ハンモック、昼寝、ひなたぼっこ、わらべうた、ごっこ遊び、生きもの罠づくり、どろんこ遊び、野鳥観察
14:00 片付け 森を出発
14:15 ピンクハウス着
着替え(夏は水あび)
14:30 お迎え 午後の預かり開始
17時まで。延長はご相談に応じます。

入園までの流れ

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ご理解いただきたい事

「森は自然であり、リスクがあります」

天気に関わらず、広大な手つかずの森林フィールドを使った集団での活動が、当園の最大の魅力であり特徴です。そこには、整備の整った公園やきれいな園庭では到底提供できない、自然ならではの教育効果や多くの学び、現代の子ども達に枯渇している体と感覚をフル回転させた最も重要な実体験があります。
スタッフだけでなく、子ども達自身にも安全教育を定期的に実施し、活動には万全を期していますが、坂道やデコボコ道、倒木、棘や毒のある植物、ぬかるみ、危険生物との遭遇などは日常の環境です。その為、悪天候による休園や活動時間短縮などもあります。ケガのリスクや自然災害の可能性もあります。「小さなケガがあっても大きなケガをさせない」「大きなケガをしない体づくりや身のこなし、いざという時のリスク回避法を身につけさせる」ことも同時に大切にしています。

  • 組織
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料金案内

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クラス紹介

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事業案内

かごしま森のようちえん 森の療育「ふきのとう」 唐湊の森

各種ご案内

活動スケジュール クラス紹介 入園までの流れ 料金案内幼保無償化制度に関すること

 

 

 

アクセス

かごしま森のようちえんには、園舎がありません。御用の方は必ず事前にご連絡いただき、事務所(ピンクハウス)へお越しください。

自家用車

  • 専用有料駐車場がございます。

公共バス

  • 南国交通バス(1、2、3、5、22番)
  • 「早馬」バス停下車後、徒歩約10分

特定非営利活動法人 かごしま子どもと自然研究所

  • TEL/FAX 099-801-3704
  • メールアドレス morino-youchien@sge.bbiq.jp
  • 事務所所在地 〒892-0871 鹿児島市吉野町 2147-9
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